アトピーを正しく理解しよう
アトピー性皮膚炎は遺伝しますか?
アトピー性皮膚炎は遺伝的体質によって発症する病気です。
ただし、必ずしも遺伝する病気とは限りません。
遺伝する可能性があると言うだけです。
アトピー性皮膚炎は遺伝的要因のみで発症を100%説明できるものではなく、環境的要因も大きくかかわっています。
私の両親はアトピー性皮膚炎はまったくありませんでしたが、私は重度のアトピー性皮膚炎になりました。
また、私は3人兄弟ですが、一番上の姉と私はアトピー性皮膚炎で、末っ子の次男だけはアトピー性皮膚炎はまったくでませんでしたね。
結婚して、今私には二人の娘がいますが、上の娘は全くアトピー性皮膚炎はでておりません。
ただし、末っ子の娘の肌質は私と似ており、アトピー性皮膚炎の症状がでています。
ですから、いちがいに遺伝が原因と決め付けることはできないと思います。
アトピー性皮膚炎と抗体IgE
ウイルスや細菌などから体を防御するために抗体が作られます。
この抗体にはいくつか種類があり、アレルギー反応を引き起こす抗体がIgEで、ウイルスや細菌などから体を防御するための抗体はIgGです。このIgEが多く作り出されるとアトピー性皮膚炎などのアレルギーを発症してしまいます。
アレルギーの発症は、両親の遺伝によりある程度は左右されてしまいます。
ただ胎児期・乳児期・幼児期を通じて、環境の中の多くの要因にも、発症が影響されていることも近年わかって来ています。
当サイトの妊娠中の食事が影響する?を参考にしてください。
胎児は妊娠後期から自分で抗体をつくりだします。
そのため、妊娠後期からは卵・卵製品、牛乳、乳製品、鶏肉などを控えめにした方が良いそうです。
またダニやハウスダストからアトピー性皮膚炎を起こさないためにも生活環境を清潔にしておきましょう。
また産後、母乳育児をする場合は、高カロリー、高脂肪、高糖分、卵、牛乳、乳製品などを多く食べることで、アレルギーが発症しやすくなるので注意が必要です。
アトピー性皮膚炎治療 薬物療法の基本例
アトピー性皮膚炎 ガイドライン2005 薬物療法の基本例には以下のように書かれています。
各重度については、アトピー性皮膚炎治療 重度の定義を参照して下さい。
軽症
外用薬
●全年齢:ステロイドを含まない外用薬。必要に応じてステロイド(マイルド以下)
内服薬
●必要に応じて抗ヒスタミン、抗アレルギー薬
中等症
外用薬
●2歳未満:ステロイド外用薬(マイルド以下)
●2歳~12歳:ステロイド外用薬(ストロング以下)
●13歳以上:(ベリーストロング以下)
内服薬
●必要に応じて抗ヒスタミン、抗アレルギー薬
重症
外用薬
●2歳未満:ステロイド外用薬(ストロング以下)
●2歳~12歳:ステロイド外用薬(ベリーストロング以下)
●13歳以上:ステロイド外用薬(ベリーストロング以下)
内服薬
●必要に応じて抗ヒスタミン、抗アレルギー薬
最重症
外用薬
●2歳未満:ステロイド外用薬(ストロング以下)
●2歳~12歳:ステロイド外用薬(ベリーストロング以下)
●13歳以上:ステロイド外用薬(ベリーストロング以下)
内服薬
●必要に応じて抗ヒスタミン、抗アレルギー薬
※原則として一時入院
これに当てはめると、医者から入院をすすめられた私はやはり、最重症患者だったんですね。
でも今は完全にアトピー性皮膚炎は静まっています。
毎日の保湿によるスキンケアやタバコの煙から避けるなど、日々注意は忘れておりません。
アトピー性皮膚炎治療 ガイドライン2005 ステロイド
アトピー性皮膚炎治療 ガイドライン2005 の薬物療法の基本には、以下のようなことが書かれています。
ステロイド外用に際して、次の点に留意する。
①顔面にはステロイド外用薬はなるべく使用しない。
用いる場合、可能な限り弱いものを短期間にとどめる。
②ステロイド外用薬による毛細血管拡張や皮膚萎縮などの副作用は使用期間が長くなるにつれて起こりやすい。
③強度と使用量をモニターする習慣をつける。
④長期間使用後に突然中止すると皮疹が急に増悪することがあるので、中止あるいは変更は医師の指示に従うように指導する。
⑤急性増悪した場合は、ステロイド外用薬を必要かつ十分に短期間使用する。
⑥症状の程度に応じて、適宜ステロイドを含まない外用薬を使用する。
⑦必要に応じて抗ヒスタミン、抗アレルギー薬を使用する。
⑧1~2週間をめどに重症度の評価を行い、治療薬の変更を検討する。
私の場合、顔は掻きみしって、遠くから見ると日焼けして真っ赤になってるようでした。軽めのステロイドでは効かなくなり、体に塗るステロイドを顔にも塗っていたこともあります。今から思えは、早く治したい、普通に顔を上げて歩ける顔になりたいと思ってやっていたことが、全く逆だっと言うのがわかります。
上記にも書かれているように急にステロイドを止めると、副作用で今まで抑えられていたものが一気に噴出すようにアトピー性皮膚炎が悪化しました。
適宜ステロイドを含まない外用薬を使うことは重要だと思います。
